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子どもの虫歯は放置できない!歯科医が教える予防と治療のポイント
こんにちは、なごみ歯科・矯正歯科の院長東和田慶直です。今回は、子どものむしばについてお話ししたいと思います。子どもの虫歯とは、乳歯や永久歯に発生する虫歯のことです。子どもの虫歯は、大人のむしばとは異なる特徴や原因があります。また、子どもの虫歯は、将来の歯や全身の健康にも影響を与える可能性があります。そのため、子どものむしばを予防することは非常に重要です。この記事では、子どもの虫歯の特徴や原因、予防法や治療法について詳しくご紹介します。お子さんの歯の健康のためにぜひお役立てください。

目次
子どもの虫歯の特徴と原因
子どもの虫歯の予防法
子どもの虫歯の治療法- まとめ
①子どものむしばの特徴と原因
子どもの虫歯は、以下のような特徴があります。
- 歯の強い部位エナメル質が薄く、虫歯菌に弱い
- 乳歯は神経が大きく、虫歯が進行するとむしばが神経に到達して痛みが出やすい
- 奥歯には溝が深く、汚れがたまりやすい
- 歯みがきが不十分なことがある
子どものむしばの原因は、主に以下のようなものがあります。
- 食生活:砂糖や酸性物質を含んだ食べ物や飲み物を摂取することで、口内環境が虫歯菌に適したものになります。特に就寝前や間食時に摂取すると、唾液分泌量が減り、自浄作用が低下し、虫歯リスクが高まります。
- 口腔衛生:歯みがきを適切に行わないことで、歯垢やプラークが残り、虫歯菌に栄養を与えます。また、親による仕上げ磨きやデンタルフロスなどを使って歯間や奥歯を清掃することも必要です。
- フッ化物摂取:フッ化物は歯質を強化し、虫歯予防に効果的です。しかし、日本では水道水にフッ化物を添加していない地域が多く、フッ化物配合歯磨剤やフッ化物塗布などで補う必要があります。
- 哺乳瓶虫歯:哺乳瓶にジュースや牛乳などを入れて与えることで、上顎前歯に虫歯が発生することです。就寝時に哺乳瓶を与えると特に危険です。
- 生活習慣:睡眠不足やストレスなどで免疫力が低下すると、虫歯になりやすくなります。また、喫煙や受動喫煙も口内環境を悪化させます。
- 遺伝的要因:歯質や唾液の性質、口腔内の細菌叢などは遺伝的に影響を受けることがあります。親が虫歯になりやすい場合、子どもも同様になりやすい可能性があります。
②子どものむしばの予防法
子どものむしばを予防するためには、以下のようなことが有効です。
- 食生活の改善:砂糖を含んだ食べ物や飲み物は控えましょう。1~3歳くらいまでは甘いものを摂取しなくても十分に育ちます。特に就寝前や間食時に摂取すると、虫歯リスクが高まります。キシリトール入りの方がマシだといわれていますが、医学的には砂糖を摂取したことと、キシリトール入りの甘いものでは虫歯の発生が同じくらいとのことです。
- 口腔衛生の向上:歯みがきは1日2回以上、食後すぐにに行うことが理想です。歯ブラシは毛先が柔らかく、頭部が小さくて奥歯まで届くものを選びましょう。また、歯間や奥歯の溝などはデンタルフロスやタフトブラシなどで清掃しましょう。親は子どもの歯みがきを見守り、仕上げ磨きを行うことも忘れずに行いましょう。
- フッ化物摂取の促進:フッ化物配合歯磨剤を使用することで、歯質を強化し、虫歯予防に効果的です。ただし、フッ化物は過剰摂取すると白斑症という歯の表面に白い斑点ができる症状を引き起こすことがあります。そのため、6歳以下の子どもは、フッ素入り歯磨き粉の上限は1000PPMFです。子ども用の低濃度のフッ化物配合歯磨剤を使用し、1回あたり米粒大程度に抑えることが大切です。また、歯医者さんで定期的にフッ化物塗布を受けることもおすすめです。
- 哺乳瓶虫歯の防止:哺乳瓶にジュースや清涼飲料水(ポカリ)などを入れて与えることは避けましょう。特に就寝時に哺乳瓶を与えると、上顎前歯に虫歯が発生しやすくなります。
- 口内環境を悪化させるだけでなく、子どもの成長や発達にも悪影響を及ぼします。そのため、親は自分の喫煙習慣を見直し、子どもに受動喫煙させないように注意しましょう。
- 遺伝的要因の対策:歯質や唾液の性質、口腔内の細菌叢などは遺伝的に影響を受けることがあります。親が虫歯になりやすい場合、子どもも同様になりやすい可能性があります。そのため、親は自分の歯の健康状態をチェックし、必要ならば歯科医師に相談しましょう。また、子どもの歯の発育や変化にも注意を払い、定期的に歯科検診を受けさせましょう。
③子どものむしばの治療法
子どものむしばが発生した場合は、早期に歯科医師に診てもらうことが重要です。放置すると、虫歯が深くなり、神経や根っこにまでばい菌が達することがあります。その場合は、神経治療や抜歯などの大掛かりな治療が必要になります。また、乳歯が虫歯で失われると、永久歯の生え方や噛み合わせに影響を与えることがあります。子どものむしばの治療法は、以下のようなものがあります。
- 詰め物や被せ物:虫歯で穴が開いた部分を詰め物や被せ物で修復する方法です。詰め物や被せ物には金属やレジンなどの素材があります。素材によって耐久性や見た目が異なります。
- 神経治療:虫歯が神経まで達している場合は、神経を取り除いて消毒し、詰め物や被せ物で修復する方法です。神経治療は痛みや感染を防ぐために必要です。
- 抜歯:虫歯が根っこまで達している場合や、乳歯が永久歯の生えるスペースを確保するために必要な場合は、抜歯する方法です。抜歯後は人工的な乳歯(スペースメンテナー)を入れることで、永久歯の生え方を誘導します。
まとめ
子どもの虫歯は、大人の虫歯とは異なる特徴があります。また、子どもの虫歯は、将来の歯や全身の健康にも影響を与える可能性があります。そのため、子どもの虫歯を予防することは非常に重要です。子どもの虫歯を予防するためには、食生活や口腔衛生、フッ化物摂取などに注意することが有効です。また、子どもの虫歯が発生した場合は、早期に歯科医師に診てもらうことが重要です。私たちなごみ歯科・矯正歯科では、子どもの虫歯の予防に力を入れております。お子さんの歯の健康のために、ぜひご相談ください。
著者 なごみ歯科・矯正歯科 東和田慶直

