なごみ歯科・矯正歯科

大阪市東住吉区で歯科・歯医者をお探しの方は
【なごみ歯科・矯正歯科】まで

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なごみ歯科・矯正歯科

〒546-0032

大阪市東住吉区東田辺1丁目14−1
(東住吉区役所のとなり)

TEL.06-6115-8910

診療時間
09:30~12:30
14:30~19:30

休診日:火曜・日曜・祝日

★…土曜午後は14:00~17:30

新着情報

Information
2022年05月31日
[ホームページを公開いたしました]

大阪市東住吉区のなごみ歯科・矯正歯科です。本日、ホームページをリニューアルしました。どうぞよろしくお願いいたします。相談会等のお知らせも徐々に発信していきます。

ブログ

Blog
2023年08月31日
[2023年9月矯正・インプラント相談会のお知らせ]
相談会画像

なごみ歯科・矯正歯科は、大阪市東住吉区東田辺にある歯科医院です。院長の東和田慶直は、一般歯科・小児歯科・インプラント治療、ホワイトニングを担当しています。副院長の東和田睦は、日本矯正歯科学会の認定医で、矯正歯科、ホワイトニングを担当しています。

なごみ歯科・矯正歯科では、インプラント治療相談会を実施しています。インプラント治療は、失った歯を人工の歯根で支える治療法です。なごみ歯科・矯正歯科では、インプラント治療に精通した医師が、患者さんのご希望やお口の状態に合わせて、最適な治療プランをご提案いたします。

なごみ歯科・矯正歯科では、クレジットカードやデンタルローンによるお支払いも可能です。現在はクレジットカードはVISA、MASTERのみ使用可能です。

なごみ歯科・矯正歯科は、患者さんのご希望やお口の状態に合わせて、最適な治療をご提供いたします。インプラント治療や矯正歯科治療をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

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2023年09月18日
[健康な歯を削るのはなぜ?歯科医が教える削る理由とメリット]

こんにちは、なごみ歯科・矯正歯科の院長東和田慶直です。今回は、健康な歯を削る場合についてお話ししたいと思います。自分も歯を削られたと言われたことがあります。健康な歯を削ることには、多くの人が抵抗があると思います。実は、健康な歯を削ることには、さまざまな理由や目的があるのです。この記事では、健康な歯を削る場合の理由や目的、メリットやデメリットについて詳しくご紹介します。健康な歯を守るためにぜひお役立てください。

診療風景

目次


  1. 健康な歯を削る理由と目的

  2. 健康な歯を削るメリットとデメリット

  3. 健康な歯を削らないで済む方法
  4. まとめ

①健康な歯を削る理由と目的

健康な歯を削ることには、以下のような理由や目的があります。

  • 咬み合わせ調整のため:咬み合わせとは、上下の歯が噛み合う位置や関係のことです。咬み合わせが悪いと、歯や顎に負担がかかり、虫歯や歯周病、顎関節症などのトラブルを引き起こす可能性があります。咬み合わせを調整するためには、力の分散やバランスを整えるために、健康な歯を少し削って形や高さを変えることがあります。
  • ブリッジ治療のため:ブリッジ治療とは、失った歯の両隣の健康な歯を支えにして、人工の歯をかぶせる治療法です。ブリッジ治療では、支えにする両隣の歯にも被せ物をするために、健康な歯であっても大きく削る必要があります。これはブリッジ治療の欠点でもあります。

ブリッジとは?日本補綴歯科学会

  • 入れ歯の保持のため:入れ歯とは、失った歯を人工的に補う装置です。入れ歯は噛む力で動いてしまうことがありますが、それを防ぐためには、入れ歯にバネやストッパーをつけて健康な歯に引っかけることがあります。そのためには、健康な歯に少し溝や穴を作るために削る必要があります。
  • 審美治療のため:審美治療とは、見た目を美しくするための治療法です。審美治療では、セラミックやベニアなどの素材で作った人工の歯を自分の歯にかぶせることがあります。その場合、人工の歯と自分の歯の厚みや色合いを調整するために、健康な歯を少し削って形や大きさを変えることがあります。
  • 歯列矯正治療のため:歯列矯正治療とは、ガタガタや出っ歯などの不正咬合(噛み合わせ)を正す治療法です。歯列矯正治療では、歯を動かすためのスペースを作るために、健康な歯を少し削って隙間を調整することがあります。これは、抜歯や歯列を拡げる方法とは別の方法です。

②健康な歯を削るメリットとデメリット


健康な歯を削ることには、メリットとデメリットがあります。メリットとしては、以下のようなものがあります。

  • 咬み合わせが改善される:咬み合わせが改善されると、歯や顎にかかる負担が減り、虫歯や歯周病、顎関節症などのトラブルを予防できます。また、噛む力や効率が向上し、消化や栄養吸収にも良い影響があります。
  • 歯の機能や見た目が改善される:ブリッジ治療や入れ歯、審美治療などで、失った歯や不満のある歯を人工の歯で補うことで、噛む機能や見た目が改善されます。これにより、食事や会話などの日常生活の質が向上します。
  • 歯の移動や変形が防止される:歯列矯正治療で、ガタガタや出っ歯などの不正咬合を正すことで、歯の移動や変形を防止できます。これにより、噛み合わせのトラブルや審美的な問題を予防できます。

デメリットとしては、以下のようなものがあります。

  • 歯質が弱くなる:歯を削ることで、歯質が弱くなり、虫歯や知覚過敏などのトラブルになりやすくなります。また、削った部分は二度と元に戻らないため、将来的に再治療が必要になる可能性もあります。
  • 被せ物や入れ物が外れたり壊れたりする:ブリッジ治療や入れ歯、審美治療などで使用する被せ物や入れ物は、噛む力や衝撃によって外れたり壊れたりする可能性があります。その場合は再度治療を受ける必要があります。
  • 歯列矯正治療に時間がかかる:歯列矯正治療では、歯を動かすために時間がかかります。また、装置をつけている間は清掃や食事に注意する必要があります。さらに、治療後もリテーナー(固定装置)をつけて定期的に通院する必要があります。

③健康な歯を削らないで済む方法

健康な歯を削らないで済む方法としては、以下のようなものがあります。

  • 予防歯科:予防歯科とは、虫歯や歯周病などのトラブルを起こさないようにするための取り組みです。予防歯科では、自宅での正しいブラッシングやフロス使用、フッ素塗布などのセルフケアと、定期的なプロフェッショナルケア(PMTC)と呼ばれる歯科医師による専門的な歯のクリーニングや検査を行います。予防歯科を続けることで、虫歯や歯周病などのトラブルを未然に防ぎ、健康な歯を保つことができます。
  • インプラント治療:インプラント治療とは、失った歯の根っこに人工の根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯をかぶせる治療法です。インプラント治療では、失った歯の両隣の健康な歯を削る必要がありません。また、自然な噛み心地や見た目を得ることができます。ただし、インプラント治療には高度な技術や設備が必要であり、費用も高くなります。

④まとめ

健康な歯を削ることには、さまざまな理由や目的があります。健康な歯を削ることには、メリットとデメリットがあります。健康な歯を削らないで済む方法もあります。私たちなごみ歯科・矯正歯科では、患者さんのお口の状態やご希望に合わせて、最適な治療法をご提案します。健康な歯を守るために、ぜひご相談ください。

なごみ歯科・矯正歯科 東和田慶直

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2023年09月12日
[子どもの虫歯は放置できない!歯科医が教える予防と治療のポイント]

こんにちは、なごみ歯科・矯正歯科の院長東和田慶直です。今回は、子どものむしばについてお話ししたいと思います。子どもの虫歯とは、乳歯や永久歯に発生する虫歯のことです。子どもの虫歯は、大人のむしばとは異なる特徴や原因があります。また、子どもの虫歯は、将来の歯や全身の健康にも影響を与える可能性があります。そのため、子どものむしばを予防することは非常に重要です。この記事では、子どもの虫歯の特徴や原因、予防法や治療法について詳しくご紹介します。お子さんの歯の健康のためにぜひお役立てください。

治療風景

目次


  1. 子どもの虫歯の特徴と原因

  2. 子どもの虫歯の予防法

  3. 子どもの虫歯の治療法
  4. まとめ

①子どものむしばの特徴と原因

子どもの虫歯は、以下のような特徴があります。

  • 歯の強い部位エナメル質が薄く、虫歯菌に弱い
  • 乳歯は神経が大きく、虫歯が進行するとむしばが神経に到達して痛みが出やすい
  • 奥歯には溝が深く、汚れがたまりやすい
  • 歯みがきが不十分なことがある

子どものむしばの原因は、主に以下のようなものがあります。

  • 食生活:砂糖や酸性物質を含んだ食べ物や飲み物を摂取することで、口内環境が虫歯菌に適したものになります。特に就寝前や間食時に摂取すると、唾液分泌量が減り、自浄作用が低下し、虫歯リスクが高まります。
  • 口腔衛生:歯みがきを適切に行わないことで、歯垢やプラークが残り、虫歯菌に栄養を与えます。また、親による仕上げ磨きやデンタルフロスなどを使って歯間や奥歯を清掃することも必要です。
  • フッ化物摂取:フッ化物は歯質を強化し、虫歯予防に効果的です。しかし、日本では水道水にフッ化物を添加していない地域が多く、フッ化物配合歯磨剤やフッ化物塗布などで補う必要があります。
  • 哺乳瓶虫歯:哺乳瓶にジュースや牛乳などを入れて与えることで、上顎前歯に虫歯が発生することです。就寝時に哺乳瓶を与えると特に危険です。
  • 生活習慣:睡眠不足やストレスなどで免疫力が低下すると、虫歯になりやすくなります。また、喫煙や受動喫煙も口内環境を悪化させます。
  • 遺伝的要因:歯質や唾液の性質、口腔内の細菌叢などは遺伝的に影響を受けることがあります。親が虫歯になりやすい場合、子どもも同様になりやすい可能性があります。

②子どものむしばの予防法


子どものむしばを予防するためには、以下のようなことが有効です。

  • 食生活の改善:砂糖を含んだ食べ物や飲み物は控えましょう。1~3歳くらいまでは甘いものを摂取しなくても十分に育ちます。特に就寝前や間食時に摂取すると、虫歯リスクが高まります。キシリトール入りの方がマシだといわれていますが、医学的には砂糖を摂取したことと、キシリトール入りの甘いものでは虫歯の発生が同じくらいとのことです。
  • 口腔衛生の向上:歯みがきは1日2回以上、食後すぐにに行うことが理想です。歯ブラシは毛先が柔らかく、頭部が小さくて奥歯まで届くものを選びましょう。また、歯間や奥歯の溝などはデンタルフロスやタフトブラシなどで清掃しましょう。親は子どもの歯みがきを見守り、仕上げ磨きを行うことも忘れずに行いましょう。
  • フッ化物摂取の促進:フッ化物配合歯磨剤を使用することで、歯質を強化し、虫歯予防に効果的です。ただし、フッ化物は過剰摂取すると白斑症という歯の表面に白い斑点ができる症状を引き起こすことがあります。そのため、6歳以下の子どもは、フッ素入り歯磨き粉の上限は1000PPMFです。子ども用の低濃度のフッ化物配合歯磨剤を使用し、1回あたり米粒大程度に抑えることが大切です。また、歯医者さんで定期的にフッ化物塗布を受けることもおすすめです。

小児歯科学会の虫歯の予防法について

  • 哺乳瓶虫歯の防止:哺乳瓶にジュースや清涼飲料水(ポカリ)などを入れて与えることは避けましょう。特に就寝時に哺乳瓶を与えると、上顎前歯に虫歯が発生しやすくなります。
  • 口内環境を悪化させるだけでなく、子どもの成長や発達にも悪影響を及ぼします。そのため、親は自分の喫煙習慣を見直し、子どもに受動喫煙させないように注意しましょう。
  • 遺伝的要因の対策:歯質や唾液の性質、口腔内の細菌叢などは遺伝的に影響を受けることがあります。親が虫歯になりやすい場合、子どもも同様になりやすい可能性があります。そのため、親は自分の歯の健康状態をチェックし、必要ならば歯科医師に相談しましょう。また、子どもの歯の発育や変化にも注意を払い、定期的に歯科検診を受けさせましょう。

③子どものむしばの治療法
子どものむしばが発生した場合は、早期に歯科医師に診てもらうことが重要です。放置すると、虫歯が深くなり、神経や根っこにまでばい菌が達することがあります。その場合は、神経治療や抜歯などの大掛かりな治療が必要になります。また、乳歯が虫歯で失われると、永久歯の生え方や噛み合わせに影響を与えることがあります。子どものむしばの治療法は、以下のようなものがあります。

  • 詰め物や被せ物:虫歯で穴が開いた部分を詰め物や被せ物で修復する方法です。詰め物や被せ物には金属やレジンなどの素材があります。素材によって耐久性や見た目が異なります。
  • 神経治療:虫歯が神経まで達している場合は、神経を取り除いて消毒し、詰め物や被せ物で修復する方法です。神経治療は痛みや感染を防ぐために必要です。
  • 抜歯:虫歯が根っこまで達している場合や、乳歯が永久歯の生えるスペースを確保するために必要な場合は、抜歯する方法です。抜歯後は人工的な乳歯(スペースメンテナー)を入れることで、永久歯の生え方を誘導します。

まとめ
子どもの虫歯は、大人の虫歯とは異なる特徴があります。また、子どもの虫歯は、将来の歯や全身の健康にも影響を与える可能性があります。そのため、子どもの虫歯を予防することは非常に重要です。子どもの虫歯を予防するためには、食生活や口腔衛生、フッ化物摂取などに注意することが有効です。また、子どもの虫歯が発生した場合は、早期に歯科医師に診てもらうことが重要です。私たちなごみ歯科・矯正歯科では、子どもの虫歯の予防に力を入れております。お子さんの歯の健康のために、ぜひご相談ください。

著者 なごみ歯科・矯正歯科 東和田慶直

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2023年09月03日
[歯がボロボロでも諦めないで!最善の歯科治療で美しい笑顔を取り戻す方法]

こんにちは、なごみ歯科・矯正歯科の院長の東和田慶直です。

まず当院では歯がボロボロな方に対して怒ったりはしません。

患者さんの中には
「歯医者に久しぶりに来ました。。。」
と申し訳なさそうに言う人がいます。

仕事が忙しかった。痛み止めでなんとかなったし大丈夫かな。
歯医者に行くのがどうしても怖かった。
勇気をだして近くの歯医者に行ったけれども怒られた。
歯医者の先生に口を診せるのが恥ずかしくて行けない。

どの方々も気持ちはわかります。ですので、これから我々と一緒にしっかりと歯の治療していきましょうという気持ち診療しております。また患者さんが思っているよりも歯の状態が悪くない方も多いです。

今回は、歯がボロボロな方、歯科医院にいくのをためらっている方について、私の考えやアドバイスをお伝えしたいと思います。

診療風景

目次


  1. 歯がボロボロになる原因とリスク

  2. 歯科医院に行くのをためらう理由と対処法

  3. 歯がボロボロでも治せる治療法と費用

  4. 歯がボロボロにならないための予防とメンテナンス

  5. まとめ

①歯がボロボロになる原因とリスク

歯がボロボロになる原因とリスク
歯がボロボロになる原因は主に二つあります。一つは虫歯、もう一つは歯周病です。もちろんその両方が複合していることも多いです。虫歯は、食べ物の糖分や酸性物質のせいで、歯の表面を溶かして穴をあける病気です。歯周病は、歯垢や歯石に含まれる汚れのせい、歯がグラグラしてくる、歯が抜けてくる病気です。

これらの病気は、初期段階では自覚症状が少ないため、放置してしまうことが多いです。しかし、放置するとどんどん進行して、最終的には歯が欠けたり、折れたり、抜けたりするまでになります。これが、歯がボロボロになる一番の原因です。

歯がボロボロになると、見た目だけでなく、健康や生活にも様々な影響が出ます。例えば、

  • 噛む力が低下して食事が楽しめなくなる
  • 発音や笑顔が変わってコミュニケーションが困難になる
  • 口臭や口内炎などのトラブルが増える

これらのリスクを避けるためには、早期発見・早期治療が必要です。しかし、残念なことに、日本では約半数の人が定期的に歯科医院を受診していません。また、小児期の虫歯や歯周病の罹患率は自治体による医療証の普及・口腔衛生意識の向上によりかなり下がりましたが、成人期以降の虫歯、歯周病罹患率はも高く、昔と変化が少ないです。世界的に見ても日本人の口腔衛生水準は低い方です。

②歯科医院に行くのをためらう理由と対処法

  • 治療費が高そうだから
  • 治療時間が長そうだから
  • 治療内容や結果が不安だから
  • 治療中や治療後の痛みや不快感が怖いから
  • 歯医者さんやスタッフとのコミュニケーションが苦手だから
  • 歯科医院の雰囲気や匂いが嫌いだから
  • 歯がボロボロで恥ずかしいから

これらの理由は、どれも理解できます。しかし、これらの理由をなんとか方法はありますし、歯科医院に行くことで得られるメリットは大きいです。

まず、治療費についてですが、歯科治療は保険診療と自費診療があります。保険診療は、国が定めた基準に沿って行われる治療で、費用は一部自己負担となります。また生活保護や医療証をお持ちの方は無料もしくは500円で治療が可能です。自費診療は、保険外の治療で、費用は全額自己負担となります。自費診療は、保険診療よりも高額になることが多いですが、その分、材料や技術の質が高く、審美性や耐久性に優れています。

歯科医院によっては、自費診療を勧めるところもありますが、必ずしも自費診療がすべていうわけではありません。治療法や費用については、患者さんの希望や予算に応じて相談することができますし、事前に見積もりを提示してもらうことも自費診療の場合はできます。また、クレジットカード払いやデンタルローンなどの支払い方法もありますので、気軽に相談してみてください。

次に、治療時間についてですが、これは歯の状態や治療内容によって異なります。歯がボロボロになっている場合は、一回の治療時間も長くなりますし、何回も通院する必要があります。しかし、一回の治療時間を長くすることで通院回数を減らすことも可能ですし、逆に一回の治療時間を短くすることで負担を軽減することも可能です。また、予約制の歯科医院では、待ち時間を減らすこともできます。治療時間については、患者さんの都合や希望に応じて調整することができますので、相談してみてください。特に時間については、最初に言ってもらはないと丁寧に治療していくと、どうしても回数がかかってきます。回数を減らしていくと痛みが出やすい治療になりやすいので、そのあたりを考慮してわれわれと相談の上決定してください。

さらに、治療内容や結果についてですが、これは我々と患者さんとのコミュニケーションが重要です。我々は患者さんの口腔内の状態を検査や診断を通じて把握していますが、患者さんは自分の口腔内の状態を正確に知ることが難しいです。また過去にどのような治療や嫌なことががあったのかは我々にわかることが少なく、察することも難しいことも多いです。そのため、われわれは患者さんに対して治療内容や結果をわかりやすく説明する必要がありますし、患者さんも歯科医師に対して不安や疑問を遠慮なく質問する必要があります。

当院では、「インフォームドコンセント」という考え方を大切にしています。これは、「十分な情報提供」と「同意」を意味します。つまり、歯科医師は患者さんに対して治療内容や結果だけでなく、治療目的や方法・手順を丁寧にお伝えします。

  • 治療のリスクや代替案・費用・期間などを詳しく説明し、患者さんの同意を得ることを徹底しています。患者さんも、治療内容や結果について納得するまで質問や相談をしてください。また、治療中や治療後に何か気になることがあれば、遠慮なくお伝えください。私たちは、患者さんの声に耳を傾け、最善の治療を提供することを心がけています。

次に、治療中や治療後の痛みや不快感についてですが、これは歯科医師のやり方によって大きく変わります。歯科医師は、患者さんの痛みや不快感を最小限に抑えるために、麻酔や鎮痛剤などの薬剤や器具を使ったり、治療方法や手順を工夫したりします。また治療自体痛みが出にくい治療をしていくと歯の予後が悪くなる治療もかなり多いです。完全に痛みや不快感をなくすことは難しいですし、個人差もあります。そのため、歯科医師は患者さんの痛みや不快感の度合いや感じ方を把握するために、丁寧なコミュニケーションをとります。患者さんも、歯科医師に対して自分の痛みや不快感のレベルや原因を正直に伝えたり、対処法や予防法を聞いたりしてください。

当院では、「ミ二マムインターベーション」という考え方を大切にしています。これは、「最小限の侵襲」という意味です。我々は、患者さんの歯や口腔内に対して必要以上に切ったり削ったりしないことを心がけています。これにより、治療中や治療後の痛みや不快感を減らすだけでなく、歯の自然な形や機能を保つことができ、予後も良いです。

また、治療中や治療後の痛みや不快感を和らげるために、以下のような工夫もしています。

  • 麻酔針は細くて滑らかなものを使っていますし、麻酔液は温めてから注入しています。これにより、麻酔時の刺す際の痛みのを軽減しています。
  • 麻酔液は少量ずつゆっくりと注入していますし、麻酔前に表面麻酔クリームで歯茎を麻痺させています。これにより、麻酔時の痛みを軽減しています。
  • 麻酔後はしばらく時間をおいてから治療を始めていますし、治療中は患者さんの反応を見ながら進めています。これにより、麻酔が効いているかどうかを確認しています。
  • 治療後は患者さんにアドバイスや注意事項を伝えたり、必要に応じて経過観察や再診を行ったりしています。これにより、治療後の痛みや不快感の原因や対処法を教えています。

これらの工夫により、当院では治療中や治療後の痛みや不快感を最小限に抑えることができています。もちろん、個人差はありますし、万が一痛みや不快感が強い場合は、すぐにご連絡ください。私たちは、患者さんの痛みや不快感をできるだけ早く解消することを目指しています。それでもどうしても歯科治療が困難な方は静脈内鎮静法、全身麻酔下での歯科治療も可能です。(総合歯科病院での治療)

歯科恐怖症について

③歯がボロボロでも治せる治療法と費用


歯がボロボロになってしまった場合でも、諦める必要はありません。現代の歯科医療では、歯がボロボロでも治せる治療法があります。その中でも、代表的なものを以下に紹介します。

  • 虫歯治療:虫歯の部分を削って除去し、詰め物や被せ物で補う治療です。詰め物や被せ物には、金属やセラミックなどの素材があります。保険診療では金属製のものが使われますが、自費診療ではセラミック製のものが使われることが多いです。セラミック製のものは、自然な色や形で歯と馴染みますし、金属アレルギーの心配もありません。保険診療では1歯3000円程度です。
  • 根管治療:虫歯が進行して神経まで達した場合に行う治療です。神経を取り除いて根管内を消毒し、詰め物で封鎖することで、歯を残すことができます。根管治療は保険診療ですが、詰め物は自費診療も選択可能です。保険診療では1本7000円程度です。
  • 歯周病治療:歯周病の原因となる歯垢や歯石を除去し、歯茎や顎の骨の再生を促す治療です。歯周ポケット(歯と歯茎の間)に薬剤を注入したり、レーザーを使ったりすることもあります。歯周ポケットが深い場合は、手術を行うこともあります。当院では歯周病治療は保険診療のみです。1回3000円かからない程度です。
  • インプラント:抜けた歯の代わりに人工的な歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込み、その上に人工的な歯(インプラント冠)を取り付ける治噂です。インプラントは自然な見た目や噛み心地で長持ちしますし、隣の歯や顎の骨に負担をかけません。インプラントは自費診療です。
  • 入れ歯:抜けた歯の代わりに人工的な歯(入れ歯)を作り、口腔内に装着する治療です。入れ歯は保険診療で作ることができますし、インプラントよりも安価です。しかし、入れ歯は外れたり動いたりすることがありますし、隣の歯や顎の骨に負担をかけることがあります。入れ歯には、部分入れ歯や総入れ歯などの種類があります。

これらの治療法は、歯がボロボロでも治せる可能性がありますが、すべての場合にすべての治療が適用できるというわけではありません。患者さんの口腔内の状態や希望によって、最適な治療法を選択する必要があります。また、治療法によっては、一定の条件を満たす必要があることもあります。例えば、インプラントを行うには、顎の骨の量や質が十分であることや、全身の健康状態が良好であることなどが必要です。

治療法によっては、費用や期間も大きく異なります。例えば、虫歯治療や根管治療は数回から十回の通院で終わることが多いですが、インプラントはは数ヶ月かかることもあります。また、虫歯治療や根管治療は保険診療で行えることが多いですが、インプラントや自費診療で行うことがほとんどです。

当院では、患者さんに対して各種治療法のメリットやデメリットを丁寧に説明し、患者さんの希望や予算に応じて最適な治療法を提案しています。どんなに歯がボロボロでも、当院では患者さんの笑顔を取り戻すことを目指しています。

④歯がボロボロにならないための予防とメンテナンス


歯がボロボロになってしまった場合でも現代の技術では十分に治せますが、それよりも大切なことは、予防とメンテナンスです。予防とメンテナンスを行うことで、歯がボロボロになるリスクを減らすだけでなく、既存の治療を長持ちさせることもできます。

予防とメンテナンスには以下のようなものがあります。

  • 歯みがき:毎日朝と夜に2回に丁寧に行うことが基本です。歯みがきは食後なるべく早くに行うと効果的です。歯みがき粉は高濃度フッ素入りのものを使うと虫歯予防に役立ちます。歯ブラシは定期的に交換することも忘れずに。
  • デンタルフロス:歯みがきだけでは歯と歯の間の汚れを落とすことができません。そのため、デンタルフロスを使って歯の間の汚れを除去することが重要です。デンタルフロスは毎日使うことをおすすめします。使い方がわからない場合は、歯科医師に教えてもらいましょう。
  • マウスウォッシュ:マウスウォッシュは、口腔内の細菌を減らしたり、口臭を防いだりする効果があります。マウスウォッシュは歯みがきやデンタルフロスの後に使うことで、より効果的です。マウスウォッシュには、アルコール入りや無アルコールのものがあります。アルコール入りのものは刺激が強いので、敏感な方は無アルコールのものを選びましょう。
  • 定期検診:自分で行う歯みがきだけでは不十分な場合があります。そのため、定期的に歯科医院で検診やクリーニングを受けることが大切です。定期検診では、歯科医師が口腔内の状態をチェックし、虫歯や歯周病などの病気の早期発見や早期治療を行います。また、クリーニングでは、歯科医師や衛生士が専用の器具で歯垢や歯石を除去し、歯の表面を磨きます。これにより、口腔内の清潔さや健康さを保ちます。定期検診やクリーニングは毎月に一回程度受けることをおすすめします。
  • 喫煙:喫煙は、口腔内の細菌や炎症を増やしたり、歯茎の血流を悪くしたりすることで、虫歯や歯周病のリスクを高めます。また、歯や歯茎の色が変わったり、口臭が強くなったりすることもあります。喫煙は口腔衛生にとって有害ですので、できるだけ控えるかやめるようにしましょう。
  • 糖分や酸性物質が多い飲食物:糖分や酸性物質は、歯の表面を溶かして虫歯を引き起こします。特に、飴やガムなどの長時間口に含むものや、ジュースやコーヒーなどの頻繁に飲むものは要注意です。これらの飲食物は控えるか避けるようにしましょう。また、摂取する場合は食後すぐに歯みがきをするか、水で口をすすぐようにしましょう。すすぐのは砂糖には効果はあまり期待できませんが、すっぱいものの脱灰には効果的かと思います。

⑤まとめ


今回は、歯がボロボロな方、歯科医院に行くのをためらっている方について、私の考えやアドバイスをお伝えしました。以下に要点をまとめます。

  • 歯がボロボロになる原因は主に虫歯や歯周病です。歯がボロボロになると、見た目だけでなく、健康や生活にも様々な影響が出ます。
  • 歯科医院に行くのをためらう理由は人それぞれですが、それらの理由を克服する方法はありますし、歯科医院に行くことで得られるメリットは大きいです。
  • 歯がボロボロでも治せる治療法はありますが、すべての場合に適用できるというわけではありません。患者さんの口腔内の状態や希望によって、最適な治療法を選択する必要があります。また、治療法によっては、一定の条件を満たす必要があることもあります。
  • 歯がボロボロにならないためには、予防とメンテナンスが重要です。予防とメンテナンスには、歯みがきやデンタルフロスなどの自己ケアや、定期検診やクリーニングなどの専門的なケアがあります。また、生活習慣も口腔衛生に影響します。

以上が私の考えやアドバイスです。どんなに歯がボロボロでも、諦める必要はありません。現代の歯科医療では、歯がボロボロでも治せる可能性があります。勇気がいることですが我々と少しずつ治療をすすめていきませんか?

著書 なごみ歯科・矯正歯科 東和田慶直

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2023年08月06日
[粘液嚢胞って何?手術の流れや費用、術後の注意点を徹底解説!]

なごみ歯科・矯正歯科の院長東和田慶直です。今回は、口の中にできる水ぶくれのようなもの、粘液嚢胞(ねんえきのうほう)についてお話ししたいと思います。粘液嚢胞は、唾液腺の管が破れて唾液が漏れ出したりすることでできる嚢胞(袋状のもの)です。下唇や舌の裏側によく見られますが、頬や口底部にもできることがあります。粘液嚢胞は、痛みや炎症を伴わないことが多く、自然に消えることもありますが、放置すると再発したりする場合もあります。放置していても問題はありませんが、膨れている感じはありますし、他の病気ではないかどうかの確認は必要です。そのため、粘液嚢胞を見つけたら、早めに歯科医院で診察してもらうことをおすすめします。

日本口腔外科学会の粘液嚢胞について

治療最中

粘液嚢胞の種類

粘液嚢胞は、発生する部位や原因によっていくつかの種類に分けられます。

  • 下唇粘液嚢胞:下唇の内側にできる粘液嚢胞で、最も多いタイプです。下唇を噛んだりしたことが原因です。
  • 舌下粘液嚢胞:舌の裏側や口底部にできる粘液嚢胞で、ガマ腫とも呼ばれます。舌下腺・顎下腺から分泌された唾液が貯留して生じます。このタイプの粘液嚢胞は難易度が高いので他院(総合病院・大学病院)へ紹介します。
  • 頬粘液嚢胞:頬の内側にできる粘液嚢胞で、頬を刺激するもの(歯や食べ物など)が原因です。

粘液嚢胞の治療について

粘液嚢胞は通常、手術で摘出されます。手術は局所麻酔下で行われ、通常は1時間以内に終了します。手術後、数日間は傷口に痛みや不快感を感じることがあります。術後感染の防止のために、抗菌薬(抗生物質)痛み止めを処方します。

粘液嚢胞は再発する可能性もあります。そのため、手術後もたまに歯科医の診察を受ける必要があります。

手術後の注意点

粘液嚢胞の手術後は、以下のような注意点があります。

傷口のケア:傷口は清潔に保ち、感染や炎症を防ぎましょう。また、傷口に触ったり引っ張ったりしないようにしましょう。

口腔内の清潔を保つ:歯磨きや口すすぎなどで口腔内を清潔に保ちましょう。細菌や食べ物のかすで傷口が炎症を起こす可能性があります。


粘液嚢胞の手術費用について

粘液嚢胞の手術費用は、以下のような要素によって金額が異なります。

  • 保険適用内の費用:粘液嚢胞の手術は、医療保険の適用範囲内です。保険適用内の費用は、手術方法や一般的には5,000円から10,000円程度です。保険適応ですので料金は一律ですが、追加で静脈内鎮静法、全身麻酔、大学病院での手術、等によって金額は多少変わります。小学生~中学生くらいで摘出手術される方が多い印象です。自治体が提供している、子供医療証、ひとり親医療証、障がい医療証をお持ちであれば、1回500円程度の負担で治療可能です。

まとめ

粘液嚢胞は、唾液腺が切れたりすることでできる水泡状の腫れ物です。粘液嚢胞の治療方法は、切除するという手術があります。手術は、原因となった唾液腺を粘液嚢胞ごと切除する方法です。手術後は、傷口のケアで安静を図ります。粘液嚢胞の手術費用は、保険適用内の費用となります。

以上が、粘液嚢胞の手術についての記事です。早期に診断して適切な治療を受けることが大切です。この記事が、粘液嚢胞の手術に関心のある方や手術を受ける予定の方の参考になれば幸いです。

著者 なごみ歯科・矯正歯科 院長 東和田慶直

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院長あいさつ

院長

東和田 ひがしわだ慶直 よしなお

患者さんに寄り添う
歯科医院をめざして

こんにちは。なごみ歯科・矯正歯科院長の東和田慶直です。
この度は当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。生まれ故郷である大阪市で地域医療に貢献したいと考え、東住吉区で開業致しました。

地域の皆さんにいつまでも生き生きと健やかに過ごしていただきたく、お口の健康を考えることによって、自身の健康と向き合っていただける方を増やしたいと思っております。
また、歯科治療の内容に納得していただけるように患者さんとのコミュニケーションを大事にしております。患者さんの気持ちに寄り添える歯科医院をつくっていこうと考えております。よろしくお願い致します。

院内・設備紹介

Clinic
受付
受付

スタッフが明るく笑顔でお迎えいたします。

キッズスペース
キッズスペース

お子さん連れの方も通いやすいよう、キッズスペースを設置しました。

診療室
診療室

圧迫感や緊張感を感じないように広々としています。

なごみ科・
矯正科に
ついて

ゾウは家族思い、仲間愛の非常に強い動物といわれています。このようなゾウの習性をもとに、当院の患者さんにも愛情深く、丁寧な診療していきたいと思い、このロゴに決定致しました。

なごみ歯科・矯正歯科のなごみは"和み"からきております。
"和み"とは気持ちを落ち着かせる、しずめるという意味があります。歯科医院は痛みが伴い、行きたくない場所の典型といえるでしょう。そのなかでも、来院された患者さんに少しでも和んで欲しい、このような気持ちから当院を命名致しました。

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医院名

なごみ歯科・矯正歯科

院長

東和田 慶直

住所

〒546-0032 大阪市東住吉区東田辺1丁目14−1

電話番号

URL

https://www.nagomi-sika.jp/

診療内容

むし歯/歯周病/入れ歯(義歯) /小児歯科/予防・クリーニング/歯科口腔外科/インプラント/矯正歯科・小児矯正/ホワイトニング/マタニティ歯科診療/訪問歯科診療

概要

大阪市東住吉区東田辺の【なごみ歯科・矯正歯科】では、患者さんに「なごみ」のある空間で歯科診療を受けていただきたいと考えています。一般歯科をはじめ、小児歯科、予防ケア、インプラント治療、矯正歯科、マタニティ歯科診療、などを行っています。

各種保険取り扱い

保険診療を主軸に診療を行っています。
自由診療は選択肢の一環としてご説明し、ご希望の方に行います。

予約優先診療

待ち時間軽減のため、ご予約はお電話 (06-6115-8910)にてご連絡ください。

急患随時受付

柔軟に対応しております。混雑している場合はお待たせすることもございますので、ご来院いただく前に一度お電話 (06-6115-8910)にてお問い合わせください。

待ち時間の軽減のため、
予約優先で診療を行っております

お電話でのご予約

TEL.06-6115-8910

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