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虫歯で頭痛がおこった時の原因・治療方法

虫歯は、歯の表面を覆っているエナメル質が細菌に溶かされて歯が削れてゆく病気です。虫歯が進行すると、歯の神経や血管にまで細菌が侵入し、歯髄炎や根尖周囲炎などの病気を引き起こすことがあります。これらにより、むし歯での頭痛が引き起こされる原因となります。また歯科関連では顎関節症で頭痛を引き起こします。

説明

①歯髄炎

歯髄炎とは、歯の神経に炎症が起こった状態です。歯の神経は、歯の血管やリンパ管が集まる場所で、歯の痛みや感覚を脳に伝える役割をしています。歯髄炎になると、歯の痛みや知覚過敏などの症状が現れます。

歯髄炎の原因は、虫歯や外傷などです。虫歯が進行して歯の神経まで細菌が侵入すると、歯髄炎を発症します。また、スポーツや交通事故などの外傷によって歯の神経が損傷すると、歯髄炎を発症することがあります。

歯髄炎の治療は、歯髄を除去する根管治療を行います。根管治療は、歯の神経を取り除き、根管を消毒して充填する治療です。根管治療は、1回の治療で終わるケースと、数回の治療を要するケースがあります。

歯髄炎を放置すると、歯の破折や顎骨の炎症などの重篤な症状を引き起こすことがあります。歯の痛みや知覚過敏などの症状がある場合は、早めに歯科医院を受診して適切な治療を受けるようにしましょう。

②上顎洞炎

歯性上顎洞炎とは、虫歯や歯周病などの歯の病気が原因で、上顎洞に炎症が起こる病気です。上顎洞は、鼻の左右に位置する空洞で、呼吸やにおいを嗅ぐのに役立っています。歯性上顎洞炎になると、上顎洞の粘膜が炎症を起こし、鼻水や膿が出る、頭痛や目の下の痛みなどの症状が現れます。

歯性上顎洞炎の原因は、虫歯や歯周病です。虫歯や歯周病が進行すると、歯の根の先が溶けて、上顎洞に細菌が侵入します。細菌が侵入すると、上顎洞の粘膜が炎症を起こし、歯性上顎洞炎を発症します。

歯性上顎洞炎の治療は、原因となっている歯の治療が第一です。原因となっている歯が虫歯の場合は、根管治療を行います。原因となっている歯が歯周病の場合は、歯周外科を行います。

原因となっている歯の治療を行った後も、症状が改善しない場合は、抗生物質や消炎鎮痛剤を処方することがあります。重症の場合は、上顎洞洗浄や上顎洞手術を行うこともあります。

歯性上顎洞炎は、早期に治療することで治癒する可能性が高い病気です。歯の痛みや鼻水などの症状がある場合は、早めに歯科医院を受診して診察を受けるようにしましょう。

③顎関節症

顎関節症(がくかんせつしょう)は、顎関節やその周囲の筋肉に痛みやこわばり、口が開けにくくなるなどの症状が出る病気です。顎関節症の原因は、はっきりとはわかっていませんが、歯ぎしりや食いしばり、ストレス、姿勢の悪さなどが原因と考えられています。

顎関節症の治療法は、症状の程度によって異なります。軽度の場合は、安静にして痛み止めを飲むなどの対症療法を行います。中度から重度の場合には、スプリント(マウスピース)療法や理学療法、手術などの治療を行うこともあります。

顎関節症は、早期に治療することで改善する可能性が高い病気です。顎関節の痛みや口が開けにくくなるなどの症状がある場合は、早めに歯科医院を受診して診察を受けるようにしましょう。

まとめ

頭が痛くなるのは、あまりよくない傾向です。口腔からや口腔周囲の疾患により、頭までいたくなることがあります。歯科医院でも適切な治療をうけるようにしましょう。

著者 なごみ歯科・矯正歯科 院長 東和田慶直

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