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くいしばりは放置できない!歯や顎だけでなく全身に悪影響を及ぼす恐ろしい症状とは

こんにちは、なごみ歯科・矯正歯科の院長東和田慶直です。今回は、食いしばりについてお話ししたいと思います。

目次


  1. 食いしばりとは何か

  2. 食いしばりの原因と種類

  3. 食いしばりの症状とリスク

  4. 食いしばりの治療方法と予防法

  5. まとめ

①食いしばりとは何か

食いしばりとは、上下の歯を強く噛み合わせて力を入れることを言います。食事や会話などで必要なときに歯が接触するのは自然なことですが、無意識に長時間やりすぎると問題になります。食いしばりは日中だけでなく、睡眠中にも起こることがあります。食いしばりに似た行為に、歯を左右に擦り合わせる歯ぎしりがありますが、こちらは音が出ることが多いです。基本的には歯の接触時間は1日に15分程度いわれており、それ以上接触していると口の中、外に色々な不快

②食いしばりの原因と種類

食いしばりの原因は人それぞれですが、一般的には以下のようなものが挙げられます。

  • 精神的なストレス:不安や緊張、怒りや悲しみなどの感情が高まると、ストレスを発散しようとして食いしばってしまうことがあります。
  • 習慣:力仕事やスポーツなどで力を発揮する時や、集中力を高める時に食いしばってしまうことがあります。これは無意識に身体を安定させようとする反応です。
  • 噛み合わせの悪さ:歯並びや顎の骨格、虫歯や被せ物などで噛み合わせが悪くなると、歯や顎に負担がかかって食いしばってしまうことがあります。
  • 子ども特有のもの:乳歯から永久歯に生え変わる時期に不快感や違和感を感じて食いしばってしまうことがあります。

③食いしばりの症状とリスク


食いしばりは自分では気づきにくいこともありますが、以下のような症状やリスクがあります。

  • 歯の磨耗や破折:食いしばりによって歯に大きな力がかかるため、歯がすり減ったり折れたりすることがあります。歯の表面を守るエナメル質が削れると、象牙質が露出して、知覚過敏、年配の方には歯の神経がむき出しになり激痛の恐れもあります。
  • 歯周病や知覚過敏:食いしばりによって歯茎にも力が加わるため、歯肉炎や歯周炎などの歯周病を増悪することがあります。また、歯茎が下がって露出した部分は知覚過敏になりやすく、冷たいものや甘いものでしみるようになることもあります。
  • 顎関節症:顎関節は口を開け閉めする時に動く関節です。食いしばりによって顎関節にも負担がかかり、周囲筋肉への炎症を起こすことがあります。顎関節症になると、口が開きにくい、顎が痛い、顎がカクカクするなどの症状が出ます。

④食いしばりの治療方法と予防法


食いしばりの治療方法としては、以下のようなものがあります。

  • ストレスの管理:食いしばりの原因であるストレスを減らすために、リラックスできる方法を見つけましょう。マッサージやかみ合わせの筋肉ストレッチも効果的です。
  • 歯科医院での治療:食いしばりによって歯や顎にダメージを受けた場合は、歯科医院で治療を受けましょう。虫歯や歯周病などの治療はもちろん、噛み合わせや歯並びの改善も必要な場合があります。また、睡眠中の食いしばりを防ぐために、マウスピースやナイトガードと呼ばれる装置を作ってもらうこともできます。
  • ボトックス治療:当院ではあまり積極的にお勧めしておりませんが、口の周りの筋肉にボトックス注射をする方法があります。ボツリヌスが筋肉組織を壊すために、かむ力が弱くなるといわれております。

⑤まとめ


食いしばりは無意識に起こることが多く、自分では気づかないまま歯や顎にダメージを与えてしまうことがあります。食いしばりはストレスや噛み合わせなど様々な原因がありますが、放置すると全身の健康にも影響する可能性があります。食いしばりを改善するためには、ストレスの管理や歯科医院での治療、自宅でのケアなどが必要です。

 著者 なごみ歯科・矯正歯科院長の東和田慶直

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